2014年07月16日

国宝と防災のコラボ 開催その2

最初に鶴林寺内の浄心院様の座敷へ上がらせて頂くことになった。
今回は、グリーンシティ防災会の企画に、近隣の町内会・野口町円長寺町内会の有志の方々も加わり、
総勢50名での参加となった。
このような企画にご賛同頂けた方がこんなに多くいらっしゃるとは「心より感謝申し上げます」
さて、全員集合が確認できたので、本日の講演者であり、コーディネーターである鶴林寺の茂渡ご住職の案内で、まずは本堂へ・・・
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本堂に上がり、鶴林寺の歴史、建物の様式、聖徳太子との関わり等をお聞きした。

そのお話の中で、鶴林寺は過去の災害により移転したのではないだろうかと云うお話の下りがあった。
現在の鶴林寺を発掘調査しても、古い礎石や瓦などが出てこない?
また、貞観10年播磨国大地震発生が原因で播磨地方の寺社建造物が倒壊してしまったのではないか?

確かに日本三代実録(日本書紀などの六つの歴史書・六国史の最後のもの)に地震が記録されている。
現代文に訳すと
7月8日己亥。地震があり、御所内外の垣(石垣や塀)や家屋を震動させ、あちこちで垣や家屋がくずれたり破損したりした。と記されている。

これらは京都での揺れ具合だそうで、京都で震度5強ではないかとのこと。

これから考えると「兵庫県南部地震・阪神・淡路大震災」と同様とのことだ。

また、7月15日の記録(日本三代実録)・播磨国の役所(定額寺)からの報告に次のようなことが
現代文に訳すと
15日丙午。播磨国の国衛から次のように報告してきた。今月の八日に大地震があり、多くの郡の役所の建物や多数の定額寺のお堂や塔がすべて、ことごとくくずれ倒れた。
と記載されている。

これらのことから鑑みて、鶴林寺も甚大な被害が発生したと考えられるのだろう。

つづく・・・
posted by チーム防災会 at 16:44| 防災散歩